加齢による甲状腺機能の変化

甲状腺ホルモンは体内の新陳代謝を促進し、心身の活動を活発にしてくれますので、健康な生活を営むために必須のホルモンです。

しかし高齢者では、あまり代謝が活発になりすぎても負担が大きくなってしまいます。例えば、高齢者では、わずかな甲状腺ホルモンの過剰が不整脈や骨粗しょう症を引き起こすことが知られていますし、80歳以上の高齢者では甲状腺ホルモンが少なめな人の方が長生きであることも報告されています。

ですから、高齢者の甲状腺機能を若い人と同じ基準で判定して、若い人と同じになる様に治療してしまうとかえって有害になることもありますので注意が必要です。

詳しくは当院にお尋ねください。