日本人のがんで最も多いのが胃がんで、その死亡率は肺がんに次いで2位となっており、毎年約5万人が命を落としています。

当院では、血液検査で胃がんのリスク判定のできるABC検診を行っています。つまり、ピロリ菌の感染の有無(抗体検査)と胃粘膜の萎縮度(ペプシノゲン濃度)によりA群からD群まで分類し、あなたは胃がんになりやすい人なのか、なりにくい人なのかが判定できます。胃カメラの検査が必要かどうかの、判断材料になります。

また、日本人の胃がんの98%はピロリ菌によって生じ、除菌によって胃がんのリスクを少なくする事も可能です。 是非、お受けになる事をお勧めいたします。

ただし検診は自費診療(4000円)となりますのでご了承下さい。また、胃の手術後、胃酸を抑える薬を内服中の方、腎不全の方など一部に検査のできない方もおられます。ご不明の点はお問い合わせ下さい。

肺炎は、日本人の死因の第3位となっています。
その主たる原因は肺炎球菌であり、肺炎球菌に対するワクチンの予防接種が推奨されております。

定期接種の方(65才、70才、75才、、、、)はお住まいの自治体から送付された接種票に必要事項をご記入のうえ、お持ちになって来院して下さい。

また、1度目の接種から5年以上経過されている方は、ワクチンの効果が低下してきますので追加接種をお勧めいたします。
ただし、2度目の接種の方は自治体からの助成金が出ないため全額自費(8000円)となりますので、予めご了承お願い申し上げます。

採血検査のお勧め骨は常に少しずつこわされ、その分新しい骨が形成されることで強度を保っています。
骨粗鬆症は新しく形成される骨よりも、こわされる骨の量が多いために骨が少なくなってゆく病気です。その結果として骨折を生じやすくなり、ひいては寝たきりや寿命が短くなる原因ともなります。
血液中のTRACP-5bという物質を測定する事で骨がこわされている量が推定可能です。

閉経後の女性で腰痛のある方、背中が丸くなった方、ご両親に骨折歴がある方などは骨粗鬆症の可能性が高いので検査をお勧めします。

塩分の取り過ぎは高血圧の原因となります。血圧の高い方は1日の塩分摂取量を6グラム以下に抑える事が必要とされています。では、現在あなたは1日何グラムの塩分を摂取しているでしょうか?
食事で摂取した塩分(ナトリウム)と尿中のナトリウムの量は平行して変動しますので、尿中ナトリウムを測定する事で、1日の塩分摂取量が推定できます。
食事療法を行ううえでの目安となりますので、検査をしてみませんか?