甲状腺と妊娠について

甲状腺に疾患を持っている方は妊娠に際して注意しなけらばならないことがあります。また、妊娠・出産は甲状腺ホルモンの分泌を変化させます。以下に要点をまとめます。

  • 妊娠前

ごくわずかでも甲状腺ホルモンの不足があると妊娠し難くなります。不妊の方は甲状腺機能を調べる必要があります。ただし妊娠を前提とした場合には、検査結果の判定が通常とは異なりますので詳しくはご相談下さい。

  • 妊娠中

バセドウ病で治療中の患者さんは、妊娠初期に内服薬をメルカゾールからプロパジールに変更することが必要です。 甲状腺に病気がなくても妊娠10週頃に一過性の甲状腺機能亢進症を起こすことがあります。通常は自然に軽快しますが、治療の必要性は検査で判定します。

  • 出産後

甲状腺の薬を内服中に授乳をして良いかどうかは、その薬によって違いますのでご相談下さい。 産後3〜4ヶ月で一過性の甲状腺機能亢進症を起こすことがあります。治療の必要性は検査で判定します。 気になることがあれば、お気軽にご相談下さい。